blog -起承転結-

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2022/09/06

副校長の春夏秋冬_11

姫路女学院中学校・高等学校に着任しての第1学期はあっという間に過ぎてゆきました。2021年から中学校を再開し、新たにスタートした高等学校とあわせて、姫路女学院中学校・高等学校として地域の皆さまに受け止めていただけるよう、さまざまな取り組みを進めております。夏休みに入ってからのいくつかの行事も、私にとってはその延長線上にあることとして忘れられないものとなりました。その中からいくつかを思い出しながらコメントしておきたく思います。

 

8月6日には、姫路女学院高等学校として夏のオープンスクールが開催されました。姫路女学院が特徴とする、地元企業をはじめ姫路女学院の生徒と接する多くの方が評価してくださる礼節や生徒の現在形について、自ら語る企画を盛り込みました。冒頭では、ギター・マンドリン部が歓迎の演奏をさせていただきました。

 

8月19日には、東播地区で女学院の名称を冠し、2025年には女子教育150年の歴史を刻む「神戸女学院」から、神戸女学院大学学長の中野敬一先生が本校を訪問してくださり、女子教育の場に身を置いて成長する時期を過ごすことの意義についてお話いただきました。「女子校では、自分自身として生きていける環境がある。女だから、女なのに、女のくせになどという意識を持つことなく、生徒同士が互いのあり様をそのまま認め合うことができる。女子校にはそういう解放された空間がある」として、バイアス(偏見や先入観)がかからない環境だからこそ、すくすくと成長できることを強調してくださいました。姫路女学院もこのような価値観を共有するとともに、中野学長先生の特別講義は改めて学校の立ち位置を確認させていただく機会となりました。ご訪問の様子は、神戸女学院大学ホームページでも紹介していただいています。

 

新学期がスタートして直ぐの92日には、高等学校の生徒8名がインドネシア研修旅行に旅立ってゆきました。姫路女学院と親交を深めてきたタラカニタ財団傘下の高校生との交流などを通じて、インドネシアの文化と社会の多様性を直接体験する9日間は、生徒の将来において大変有意義なものになると感じました。コロナ感染が懸念される中、何重もの確認を経て催行することとなった生徒一行の安全と成長を、空港ロビーで強く願いながら見送りました。

 

姫路女学院の第2学期がいよいよ本格的にスタートする中、2022年度後半のハイライト行事が続きます。923日には文化祭が開催されます。地域の小中学校の児童・生徒およびその保護者の皆さまにも開放いたしますので、是非、足を運んでいただければと思います。