blog -起承転結-

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2022/05/26

副校長の春夏秋冬_6

姫路女学院中学校・高等学校では、運動部や文化部のクラブ活動を通じて、学校生活をより豊かなものにすることを目指しています。私は、これらの諸活動において、常に地域の皆さまとの触れ合いの場を持たせていただき、また校外の皆さまからも多くのことを教えていただきながら、学校全体として成長してゆきたいと願っています。

運動部に焦点をあててみると、姫路女学院には、サッカー、ソフトボール、剣道、陸上競技、卓球、ゴルフ、バドミントン、ソフトテニス、バスケットボール、ダンス、それに加えてバレーボールの11の部があり、部員たちは、日々、熱心に活動を続けています。姫路女学院の生徒たちは、学校の同級生であったり、先輩であったりする運動部員の活躍の様子を知ると元気になりますし、学校内にも活力がみなぎってくることを実感します。

5月15日、姫路女学院の運動部にサプライズの訪問指導がありました。全日本男子バレーボールチーム・日本代表をコーチとして率いてオリンピック出場へと導いた経験を持つ植田辰哉先生(大阪商業大学教授)が訪問してバレーボール部を直接指導してくださいました。

植田先生は、最初に「練習の最初から最後まで、ひとつひとつのことに目的と意味があり、それらを一人ひとりがしっかり意識できなければチームとして強くなることはできない」と部員たちに語り掛けてくださり、その後すぐに、綿密に計算された密度の濃い練習メニューにもとづく指導が行われました。植田先生は、男子バレーボールがオリンピックに出場できなかった16年の低迷期を打ち破り、2008年の北京五輪に全日本を導かれたことで有名で、その指導力が高く評価されています。

コートでの練習後、今は大学教授となられた植田先生からコートの外でミニ・レクチャーもいただきました。「成功するためには、夢を持つこと。夢を持ったら、常に思い浮かべて、心の奥深くにイメージすること」などについて教えていただくなど、部員全員が貴重な学びの機会をいただきました。バレーボールはプレーだけではなく、自分を成長させて未来へ導いてくれる「道」、つまり「バレーボール道」を追求するものであると感じました。また「人は目標が明確になればアクションが変わる」との教えもいただき、私自身も学ばせていただく機会となりました。