武者小路千家 公益財団法人官休庵理事長の千宗守家元（写真前列、向かって左から2番目）が荒木義和事務局長（前列、向かって左から1番目）、芳野敬弥家元准教授（前列右から1番目）とともに来校されました。

姫路女学院中学校・高等学校では、誠実、敬愛、礼節を校訓とし、その教育の柱に「教養」を据えて地域社会の要求に応じた人間形成に取り組んでいます。世界のグローバル化が加速するなか、これに国際化の取り組みを重ね合わせて「国際教養人」の育成を目指していますが、この度、摺河祐彦校長が「日本の文化を代表する茶道を通じて、和の心を育む教養教育を実現するためにお力添えいただきたい」と千宗守家元にお願いされました。
家元は、校内を見学された際に生徒の停止礼を受けられ、「礼儀正しい生徒さんだ」とお褒めいただき、姫路女学院の校訓に沿った教養の実践を評価くださった上で、摺河校長の願いを快諾されました。

日本の茶道は昨年生誕500年を迎えた千利休に遡ることができ、姫路女学院の生徒たちは、その流れをくむ千宗守家元から直々の指導を受けることとなりました。

来年2024年度からの「教養」の学びの中に位置づけられる武者小路千家の茶道を通じて、生徒たち全員が日本の伝統や心を感じ、身につけてゆきます。千宗守家元のご講演や武者小路千家の家元准教授である芳野敬弥先生によるリベラルアーツ講座などが予定されており、年間を通じて茶道を身近に感じさせていただきます。

姫路女学院中学校・高等学校で、来年度から新たな教養の学びが展開されます。