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中学校

2022/10/15

2年ぶりに再開されたインドネシア海外研修旅行

9月2日から同月10日まで、この2年間新型コロナウィルス感染拡大のため途絶えていました、姉妹校のあるインドネシアへの海外研修を実施することができました。姫路女学院高等学校から生徒8名と教員2名がインドネシアを訪問しました。
9月2日、初めての海外渡航で緊張と不安いっぱいの中、生徒たちはインドネシアに向けて出発しました。インドネシアの首都ジャカルタへ到着したのは深夜だったにも関わらず、タラカニタ財団の先生方が、本校生徒たちの体調にも配慮しながら温かく迎えてくださいました。そして3日にはホストファミリーの皆さまが、本校生徒たちを家族の一員として迎えてくださいました。緊張と不安がいっぱいだった本校生徒たちは安心してホームステイ先へ向かうことができました。ホストファミリーと一緒にインドネシアの伝統料理を食べ、市街観光をし、たくさん会話をして時間を過ごすことができました。本校生徒は家族の一員として受け入れてもらう経験から、他者へのやさしさを学んだことでしょう。何物にも変え難い貴重な経験となったと思います。

ホストファミリーと楽しい時間を過ごすことができました

 

今回の滞在中には、姉妹校交流や世界遺産訪問をし、インドネシアの多様性あふれる文化と国際的な往来の拠点であり続けてきた歴史を体験することができました。9月5日にはジャカルタにあるタラカニタ第一高校で心温まる歓迎セレモニーや交流会を開催していただき、民族衣装や伝統舞踊の体験もできました。また、7日にはジョグジャカルタにあるステラ・ドゥチェ第一高校へも訪問し、バティックづくりを体験することができました。世界遺産のプランバナン寺院群、ボロブドゥール寺院遺跡群も訪ね、インドネシアが遠い昔から国際交流の中心であったことを肌で感じることができました。ジョグジャカルタでは、本校への元留学生も駆けつけてくださり、生徒たちはいっそう楽しい時間を過ごすことができました。

歓迎セレモニーや体験授業を通じて、友好を深めました

豊かな食文化に触れることができました

 

生徒たちは多様な民族が共生するインドネシアで、多くの人たちに出会い、一緒に時間を過ごすことができました。日本では積極的に英語でコミュニケーションをとることができなかった生徒も、たくさん話をし、主体的にコミュニケーションを図ることができるようになっていました。また、少しずつですが、インドネシア語で挨拶ができるようになり、同国の歴史文化にも関心を持ってインドネシアの方々とコミュニケーションをとることができるようになっていました。本校生徒一人ひとりが、積極性や主体性を育てることができたインドネシア海外研修でした。

貴重な歴史文化の遺産を訪ねました

 

この海外研修実施までに、インドネシアのタラカニタ財団の教職員の方々と協力しながら準備を重ねてきました。本校と姉妹校との継続的な協力関係なしには実施にはいたりませんでした。多くの方々に支えられての再開でした。そして、現地ではタラカニタ財団の先生方、ホストファミリー、本校への元留学生、姉妹校の生徒たちと、実に多くの皆様に支えられました。本校での海外研修プログラムを通じて、これまでにない「自分」を発見し、大きく成長していくきっかけになったと思います。

姉妹校との絆を深め、さらに協力していくことを確認しました