blog -起承転結-

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2023/10/27

サッカー部躍進を期待!

副校長の長谷川です。本日はこの度兵庫県選手権を見事制し、全国大会出場を決めたサッカー部についてご紹介します。

放課後、グランドに足を運ぶとチーム一丸となって練習する光景があります。例えば、練習は必ず円陣を組んだ形で大きな声を出してから始まります。私は組織プレーが重要視される競技の基本型の一つだと思って、頼もしく見ています。練習中は一つのボールに集中して、周りに気を止めることもない姿勢がなぜか新鮮に思えるのです。競技の性格上、その都度プレーが中断され集中力が途切れるならば、誰かがグランドに姿を見せた時に必ず全員で行うような挨拶は、礼儀正しいどころか何をか言わんやということでしょう。日常の学校生活では、サッカー部生徒は陽気に大きな声であいさつするなど、礼儀正しい姿が学校全体を明るくする雰囲気をつくり出してくれています。ただ、本校のサッカー環境は他の強豪校に比べると、決して恵まれているとは言えません。例えば、学校では他の部活動と共有した土のグランドで日々練習をしており、本校には専用の人工芝のグランドのような練習環境はありません。しかし、かえってそれが逆境をバネに本校を輝かせているようにも感じることがあります。

実は、創部当初から一貫した本校の役割、いわば使命を守り続けてきている方向性があります。平成28年よりASハリマアルビオンとのパートナーシップ協定を締結していますが、そのきっかけは、播磨地域のスポーツ財産の育成・スポーツ文化の普及振興・地域活性化を推進するための方策です。目的は、学生の豊かなスポーツ活動の実現および活動環境の整備を推進していくことなので、サッカースポーツの活動実現と環境整備を両者が担う訳です。但し、環境整備とは単なる施設環境ではなく優秀な指導者、スタッフなどの人的環境と捉えることができます。

今回のワールドカップで日本女子サッカーチームが大健闘したことで、ドイツ大会で優勝した時のように日本中の関心が高まりました。日本チームの活躍に憧れ「私もサッカーがしたいけど高等学校にサッカー部がない」と思う女子中学生がきっといることでしょう。中学校では違う部活動に入っていたけれど、高校でやりたいと願う、そんな女子を受け入れることがこのパートナーシップの精神だとも言えます。「クラブチームでやってきた人でなくても、高校で一から安心して始めることができる」、それが播磨地域の競技人口のすそ野を広げ、女子サッカー人気を今以上に高めることだと信じて止みません。

心技体、そして文武両道をめざす本校は「高校からサッカーを始めたい」その思いにも応えていきます。だからこそ、初心者中学生の皆さんの入学、そして入部を大歓迎しています。

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