昨日、28日（水）の5・6校時に上記の講演会を実施しました。今回の目的は、進学・就職等進路選択の最終段階において、「就職の心構え」、「進学の意義」を理解するうえで、参考となるスペシャリストの方々に講師としてお越しいただきました。

まず初めに、関西福祉大学児童教育学科の山口偉一教授は「進学の意義～なぜ学び続けるのか～」と題して、キャリア探究学習について、プロ棋士藤井聡太、ギリシャ哲学者ソクラテス、詩人で童話作家宮沢賢治をとりあげられ、それぞれの生き方や著作などから分かりやすく、具体的に質問形式を交えながら生徒と一体となった講義をしていただきました。

また、摺河学園グループ校の姫路ハーベスト医療福祉専門学校からは、職業に直結する専門学校進学について興味深い説明がありました。最後に、飛躍的な発展で注目を浴びています淡路島のホテルニューアワジなどを経営するグループ人事開発室長の前田憲司様より「有為な人材となるには」と題してご講義いただきました。いかに、本校の教養実践が大切であるかが確認できるお話でした。特に、相手の立場に立って物事を考え行動すること。そうすれば、お客様の喜びを自らの喜びにできるということを具体的に示していただきました。

3つの講義を通じ共通していた内容は、どんな進路選択をするにもコミュニケーション能力を高めることがキーワードだったように思います。進級を目の前にしたこの時期に絶妙なタイミングの講演会でした。