本日、令和5年度第3学期終了式を行いました。

校長先生の式辞では、本校が日本で初めて行うであろう「オフショアスクール」についての話がありました。今春、インドネシアタラカニタ財団を通じて、タラカニタ第4中学校を卒業した2名と長期留学生として2名、計4名の生徒が本校で学校生活を送ります。本校では日本型教育を受けながら日本語や日本文化を学び、将来は播磨地域の担い手として活躍することを目標としています。

そのなかでも、本校が特に大切にしている美化、「清掃」活動ですが、世界的に見るとこの教育活動は少数派であると述べられました。2022年カタールで開催されたサッカーワールドカップでは、日本チームが使用したロッカールームが綺麗に片付けられていた様子が写真と文書で大会公式アカウントに投稿されたように、日本選手の「清掃」は大変注目を浴びました。まさに、情けと同じ「清掃は人のためならず」と表現されたのです。本校在校生には、留学生の見本となるように有意義な新学期を迎える準備を行なって欲しいと期待する思いを述べられました。

終業式後は、皆勤賞や文化賞、「リベラルアーツフェスティバル」のグランプリなど、表彰式を行いました。最後に、昨年4月より1年間の留学を無事終えた、インドネシアからの高校生、シャーロットさんの修了証書授与があり、流暢になった日本語で本校への感謝を述べました。4月からの新学年に向けて、一人ひとりが有意義な春休みを過ごして欲しいものです。

午後からは、中学校3年生の「中学校課程修了式」を執り行いました。中学校は中高一貫6年制教育ですから卒業式ではないのですが、節目として保護者の皆様にもご参列いただきました。式次第では、校長先生の式辞に続いて代表生徒の「誓いのことば」、「在校生へのメッセージ」が述べられ、中学校生活への感謝の気持ちと高校への希望と意欲を感じる内容でした。