お知らせ

中学・高等学校

2024/02/20

リベラルアーツフェスティバル

先週17日(土)に本校の特色あるリベラルアーツ教育の成果を発表する「第3回リベラルアーツフェスティバル」を開催しました。この日をリベラルアーツ授業の集大成と位置づけ、中学は演劇と映像卒業制作を披露し、高校1・2年生はゼミで学んだ内容をプレゼンテーションを通じて「疑問力・意思力・構成力」の実際を発揮し、伝える力を醸成する機会となりました。

審査員には、本校のゼミ講師を務めていらっしゃる金澤特別顧問様、また大阪偕星高校の太田事務理事様にお願いし、専門的に評価していただきました。今回のポイントは、いかにインプットからアウトプットまでできるかであり、その成果発表を期待しました。

最初に、講堂で各クラス代表によるプレゼンテーション部門の発表を行いました。SDGs17の目標に沿った形での問題提起と課題解決に向けた自分(グループ)なりの方策や考察を大勢の前で発表してくれました。各発表には、必ず「なぜ、このテーマにしたのか」という意思が明確で「ただ調べただけ」ではない説得力のある内容が見られました。

その後は、講座別でのポスターセッション、各学級でのポスターセッションを行いました。中学生の演劇は、インフルエンザ罹患で当日出席停止となった人もいましたが、感情移入された立派な舞台でした。

太田様からは「トライ&エラー」を受け止めてくれる集団に居心地の良さと、ますます学習が充実する伸びしろを感じるといったお褒めの言葉をいただきました。金澤特別顧問様による講評では、プレゼンはクラス代表として課題を掘り下げ突っ込み、解決に向け考えを組み立てるなど堂々とやっていたこと、テーマに対して切り口がはっきりしている発表は人の心を打ち、やりたいことが素直に伝わってくること、熱い思いがあるかどうかが重要であること、アウトプットは、伝える相手を意識して行動するかどうかであり、伝わって初めて意味があること、プレゼンテーション力が上がるということは、人間関係力を上げていく力になると締めくくっていただきました。

体験できる学習チャンスがあるという魅力が「リベラルアーツ」にあります。みなさん、よく頑張りました。ご覧いただきました保護者の皆様ありがとうございました。行事終了後は、生徒会が中心となって姫路駅前で能登半島地震の義援金募金活動を実施してくれました。学校での募金と街頭募金を合わせ、関係機関窓口を通じ、被災地復興に役立ててもらいたいと思います。