COLUMN

2021.07.29

夏休みのリベラルアーツプログラム ~English編 その2~

バラエティ豊かな文化背景を持ったALT。それぞれのアクティビティの一部をご紹介します。

 

たとえば、オーストラリア出身のALTのアクティビティ。1日目は、彼の出身地であるシドニーで、できること、できないことについてプレゼンテーションを見ながら学びました。生徒は、コミュニケーションの中で、自然に小学校で習った表現「can/can’t」を使うことができていました。2日目は、1日目に知った単語を使ったカードゲーム「Spot it!」を行いました。ゲーム内で繰り返し発語するうちに初めて知った単語「barbeque」などを覚えていました。普段の英語の授業では、なかなか発話できない生徒もゲームとなれば必死に声を出している姿が印象的でした。

 

 

また、カナダ出身のALTのアクティビティでは、ちょっとした工作にも取り組みました。1日目に学んだカナダの伝統料理「poutine」を2日目にはカラー粘土を使いながら、生徒一人一人が作成するというアクティビティ。1日目にポテト、チーズなど基本的なpoutineの材料を学んだうえで、自分の食べたいpoutineをそれぞれ一生懸命作っていました。中にはネギなど日本の食材をトッピングしている生徒も。自らの思い描いたものを相手に伝わるように形作る創造性も培う機会となったのではないかと思います。

 

 

これまでは「英語を話せる外国人の先生」でしかなかったALTが、実は全く異なる国からきていることを知った生徒にとっては、まるで世界旅行をしているような時間だったのではないでしょうか。これをきっかけに、異文化への興味関心を高め、自ら調べてほしいと願っています。

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