blog -起承転結-

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2023/08/03

3年生進路講演会開催 / Career course seminar for the third-grade students in high school

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Keiichi Nakano, the president of Kobe collage and Ms. Masuda, a former Himeji International School student talked about girl’s education. In a girl’s school, the students can spend a lively time without being conscious of being a girl. Ms. Masuda told the students it is important to think as a participant about discrimination issues, and be aware of those problems.
Lastly, the president said thinking about what do I need to study can make others feel happy, not only yourselves.

本日は高校2、3年生の学年登校日です。昨日は高校1年生で、リベラルアーツ未来講座の「7つの習慣」を実施しました。今日の2年生は9月に向け、修学旅行や文化祭のことを話し合いました。

3年生は進路講演会で神戸女学院大学中野敬一学長、そして嬉しいことに本校卒業生で同大学非常勤講師として活躍中の増田斎先生にお越しいただき『女子教育の意義』と題し、お話をしていただきました。

本校は大学入試だけではなく、女子高・女子大として以前から神戸女学院大学とのご縁をいただき、これまでも学長様には女子教育についてご講義をいただいています。学長様曰く、両校共通点はすべての教育の根幹に豊かな心を持った人を育てる「心の教育」を実践していることだとご説明がありました。

女子校の魅力とは・・・特定のイメージで振る舞うことが求められたり、ならではの感覚や能力を求められたりといった女性のみに求められるものだろうかと疑問を投げかけたうえで、女子校ならば女子を意識しないで、女子と言われないで生き生きと自分を発揮できる良さを伝授していただきました。

増田先輩からは、本校の特色ある「リベラルアーツ」学習を通じて、異なることをつなげ視野を広げて自分の問いを深めて欲しいとの応援メッセージをいただきました。女子教育は、女子とはこうあるべきの規範を問い直す場となる。差別問題などに対し、幅広い当事者として捉える、なり得る自覚を持つことが重要である。ことなどを教えていただきました。

まとめとして、学長様が「なぜ、学ぶのか」を考えながら生きていくうえで、その答えとして自分だけではなく「誰かを幸せにしたいから、幸せにするために」知恵と知識をつけることだとお話しされました。さらに、「多様な視点と視野の広さが将来を明るくする」グローバル社会においては、お互い分からないこと、分かり合えないことを認め合うことだと結ばれました。

いま学校で、そして将来社会において一人一人が輝くことができる勇気みなぎる有難い講演会でした。